"1人"のあなたが観たい
これは本当に悪いクセで、家にいる時間のほとんどはラジオを聴いてしまう。何か作業をしなきゃいけない時も、とりあえずラジオ。もちろん作業は進まない。
そんな私も、ラジオばかりでは飽きるので、声優のニコ生などを観て気分転換する。もちろん気分は転換していないが。
で、最近はやたらと新人声優に番組を持たせる。視聴者側のオタクが制作側にアレコレいう権利がないのはわかっているが、1つだけ言わせて欲しい。
「声優が1人で話すところが観たい」
自分の好きな声優が一人喋りの冠番組をスタートすることになった。
嬉しい。
あなたが自由にトークしたり、メールを読んだり、出演作について語ったり…
そんなことを考えていた。だが実際は、1人で話すのは初回だけ。毎回、仲が良いんだか良くないんだかわからないゲストを呼び、中身があるんだか無いんだかわからないトークをする。この番組、誰に向けて作ってるんだろう。
運営としては、ゲストのファンがチャンネルに入会してくれることを期待しているのだろう。気持ちは良くわかる。業界的に、番組が増えすぎて利益が生み出しにくくなっているのもわかる。
それでも私は、あなたが1人でお話する時間を観たいと思ってしまうし、ゲストいらなくね?と思うこともある。ラジオ番組なら、こんなことにならなくて済んだかもと考えることも。
「やっぱオタクなら、推しのソロ番組が観てえよなぁ!」
そう言いながら、今日も私はあなたが大勢の女性声優と戯れている有料放送を観ている。